2008年09月28日

コードギアス 反逆のルルーシュR2 感想

終わりましたね。
一言では何とも言い難い終わり方でしたが、見かけだけでもすっきりと終わったのは良かったと思います。
以下ネタバレ感想
●簡潔な個別感想

・ルルーシュ
最低最悪の極悪人……だとは理屈ではわかっているのですが、ああもあっさりと死んでしまったことに少なからずショックはあります。ナナリーやCCの為、贖罪に生きるというエンディングでも良かったかな、と思うのは甘いでしょうか。
撃っていいのは〜という台詞を最期に持ってきたところには痺れました。
あなた……『覚悟して来ている人』……ですよね?

・CC
綺麗に纏まった……のかな? 正直記憶を失った辺りから空気感が漂っていたのがなんとも。
あくまでルルーシュの物語の添え物だということはわかるのですが、一期のことを考えるともう少し掘り下げて欲しかったです。
ラストのシーンでルルーシュと喋っているような思わせぶりな締め方は(Cの世界or唯の独り言というのが正しいんでしょうが)夢を持たせてくれたスタッフの優しさでしょうか。

・スザク
正直つい最近まではここまで良いキャラになるとは思っていませんでした。描き方次第で、ということなんでしょうがもう少し早く良いキャラになってくれていたらと思わなくもありません。
彼の独特の挙動は最後の最後まで健在で、KMFの銃弾を避けるチート走りは笑わせてくれました。

・ジェレミア
あまりにも格好よすぎて吹いた。
撃破されたサザーランド・ジークからサザーランド、そしてサザーランドでの特攻からの生身での二段大脱出。
これを無傷で成し遂げた上でモルドレッドのコックピットにまで飛び移って勝ち名乗りを上げるというチート過ぎる性能に惚れました。やっぱり良いキャラになったなあ、ジェレミア卿。
ゼロを再び全力で見逃したのはこれも一つの忠義の形ということなのでしょう。でももう少し掘り下げて欲しかった。
アーニャと一緒にオレンジ農園を経営? しているのもよかったです。余りにもよかったので二人のSSを書きたいと思ってしまうくらいに。
まあこんな辺境で書いても誰も読まないでしょうが。

・全体として
綺麗に纏まってたのは良かった。
ただ後日談がもう少し欲しかった。DVDで補完されるんでしょうかね。


●以下シリーズ通しての感想(グダグダ)

思えばギアスを本当に楽しみに見ていたのは一期の1クール目くらいまででした。
話が進んでいくにつれ一話一話の有機的な繋がりが薄れて行き、スタッフが話の盛り上がり以外を切り捨ててマクロの構成なんて端から考えていないと悟ってしまったからです。
それからはどうやってルルーシュを殺す(=話を纏める)のだろうか、というただ一点だけの興味のために見続けていました。

当初は安易に風間真方式でハッピーともバッドともいえないグダグダな感じに終わるのだろうな、等と高を括っていたものですが……思いがけず綺麗に終わってしまいましたね。
勿論、重箱の隅を突付き出したら問題点は山ほど出てきます。それでも表面上だけでも上手く纏めたスタッフの手腕は評価されるべきでしょう。

とはいえ皇帝ルルーシュからの流れとしては余りにも予定調和すぎて、逆に印象が薄くなってしまっていることは否めません。
世界の悪を一身に背負った主人公の最期、本来ならばもっとカタルシスがあってもよかったはずです。その割りに淡白な印象を受けたのは、ずっと最後で死ぬぞ死ぬぞと演出しておいてその通り死んでしまったからでしょう。
ある意味ではわかりやすく生存していたほうが面白かったかもしれません。物語の質は下がってしまいますが。

この手の話ならCの世界後は視点を黒の騎士団側に移して描写するのが定石なのです。
そうやっていたならば視聴者はルルーシュの不可解な行動に対する疑念を黒の騎士団の共有でき、途中のフラストレーションは過大になるかもしれませんが、最終的にルルーシュの目論見がわかったところでその鬱積がカタルシスへと昇華されるのです。それをしなかったためにルルーシュの行動を理解できない黒の騎士団の面々の株の大暴落が起きてしまいました。
(というか最後までルルーシュの真意を悟っていないような人もいるので、ここらへんをスタッフがどう捕らえていたのかは疑問が残るところですが)

ただ、そういう流れに出来なかったことは仕様が無い面もあります。
一つはこの物語が「ルルーシュの物語」であること。
テーマがどうだとか大上段から語るまでも無く、4クールという余りにも長い時間を彼のみの視点で語ってしまったことで唐突な視点変更を許容できない土壌が出来てしまっていたことが問題なのです。
これではラスト一点にのみカタルシスを求めようと思っても、唐突さが増すばかりで上手くいかないのは目に見えています。どの段階でこのエンディングが決定されていたのかはわかりませんが、やはりマクロの構成を怠っていたと指弾されてもしょうがないでしょう。
もう一つは微妙な話になってしまいますが、正義を執行するべき仮面の騎士、スザクの好感度の問題です。
これもまた一期でルルーシュとの関係性の描写を怠った結果、ウザクなる蔑称を与えられるほど嫌われていた彼に幕を降ろされて喜ぶ視聴者がどれだけいたかというと……正直疑問です。
これを狙ってやったのかどうかは正直わからないのですが、皇帝ルルーシュ後の展開で黒の騎士団の面々が株を大幅に下げたのとは対照的にスザクやニーナは大幅に株を上げています。
この株を上げたスザクだからこそ、ルルーシュの最期の幕引きを綺麗に仕上げることが可能になったことは間違いありません。

結論を出してしまうなら、R2は最良の終わり方をしたという風に考えて良いのかもしれません。勿論一期の負の遺産を絶妙なハンドリングで(迷走しつつも)最後だけは綺麗に纏めた、という意味合いは残ってしまいますが。

何だかんだといいましたが、終わりよければ〜という言葉の通りに(騙されている感も拭いきれませんが)ギアスを見続けて良かったなとは思えました。
時間が出来たらまた一話から見直そうかな。
posted by sei at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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